老眼の対策とトレーニング
老眼は、誰にでも起こる目の老化現象。完全に予防することは難しいとされていますが、日頃からきちんとした対策やトレーニングを行うことで、老眼の進行を遅らせたり、症状を緩和することが可能です。
そこで、今回の特集では、老眼対策や老眼に効果があるトレーニングに注目し、具体的な対策方法をわかりやすくご紹介します。本特集を参考に、老眼対策をしっかり行い、健康な目を保ちましょう。
老眼対策 5つの方法
目に入る紫外線の量を減らす
紫外線を浴びると、目の中に大量の活性酸素が発生し、水晶体を硬化させます。水晶体の硬化は、老眼の原因となるため、サングラスをかける、帽子をかぶる等、できるだけ紫外線が目に入らないようにしましょう。
目の疲れを取る
眼精疲労は、老眼の進行を早める原因の一つ。目が疲れを感じたら、睡眠を取る、遠くの景色を眺める等、しっかり目を休めましょう。
また、目の周りを温めると、血液の流れが良くなり、目の疲れが取れやすくなります。1日1回を目安に、ホットアイマスクでリラックスすると良いでしょう。
老眼鏡の使用
老眼の症状を感じた方は、早い段階から老眼鏡を使うことで、目の負担を減らし、老眼の進行を遅らせることが可能です。ちなみに、老眼鏡は市販のものよりも、きちんと視力を測り、自分の目に合ったものを使うのがおすすめ。
また、「老眼鏡をかけると老眼が進行する」と思う人もいますが、それは誤解です。見えにくい状態で無理やり見続けることをしていると、目が疲れてしまい、かえって老眼を進行させることになるため、注意しましょう。
バランスの取れた食生活を心がける
食生活が乱れると、目が疲れやすくなり、老眼が進行する原因となるため、栄養バランスの取れた食生活を心がけることが大切です。
加えて、抗酸化作用や、目の疲労回復、アンチエイジングに効果がある「ルテイン」「アントシアニン」「アスタキサンチン」等の成分が含まれる食べ物を食べることも、老眼対策に効果があります。
≪ 老眼対策に効果のある成分 ≫
効果 | 成分を豊富に含む食べ物 | |
---|---|---|
ルテイン | 抗酸化作用、アンチエイジング | ほうれん草やブロッコリーなどの緑黄色野菜 |
アントシアニン | 抗酸化作用、眼精疲労の回復、血行促進 | ブルーベリー(特に皮部分)、ビルベリー、アサイー、ぶどう、紫芋、あずき |
アスタキサンチン | 抗酸化作用、ピント調整機能を正常に維持する | 桜えび、紅鮭、海老、カニ、いくら |
サプリメントの利用
日頃の食生活の中で、目に良いとされる成分を摂取することが難しい場合、サプリメントの利用がおすすめ。老眼対策に効果があるサプリメントを利用することで、必要な栄養素や成分を摂取することができ、老眼の進行を遅らせることが可能です。
≪ 老眼対策におすすめのサプリメント ≫
老眼トレーニング
老眼は、「目の筋肉を意識的に鍛える」「目の疲れを取る」などのトレーニングを行うことで、進行を遅らせたり、症状を緩和することが可能です。
ここでは、老眼に効果があるトレーニングについてご紹介します。トレーニング方法をしっかりとチェックし、老眼対策に役立てましょう。
老眼トレーニング 目のストレッチ
近くのものと遠くのものを交互に見ることで、目の筋肉を鍛える老眼トレーニング。ちなみに、目の筋肉はデリケートなため、トレーニングをやりすぎると、疲れてしまい、かえってピントが合わせにくくなる場合も。適度な量のトレーニングを心がけましょう。
方法
親指の爪をピントが合う一番近い距離で1秒見る
腕を伸ばして親指の爪を1秒見る
親指の延長線上の対象物を1秒見る
1~3を1セットとし、30セット行う
老眼トレーニング 眼球ストレッチ
目のコリをほぐし、目元の血行を良くする老眼トレーニング。目の疲労回復に効果がある。
方法
眼球を「上→右上→右→右下→下→左下→左→左上(右回り)」の順に回す
1と反対周り(左回り)で眼球を回す
1・2で1セットとし、3セット行う
老眼トレーニング 目をほぐす
まばたきを繰り返すことで、目のコリをほぐし、目元の血行を良くする老眼トレーニング。目の疲労回復に効果がある。
方法
目をきつく閉じる
閉じた目をパッと見開き、2秒キープ
1・2で1セットとし、3セット行う
まとめ
「老眼の対策とトレーニング」特集はいかがでしたか?冒頭でもお伝えしたように、老眼は、日々の対策や効果的なトレーニングを行うことで、進行を遅らせたり、症状を緩和することが可能です。
その一方で、老眼は、放置しておくと、目の見えにくさが増し、目に疲れを感じやすくなるだけではなく、肩こりや頭痛、さらには吐き気やめまいといった症状を引き起こす場合もあります。
本特集を参考に、日頃からできる老眼対策や老眼トレーニングを行い、目の健康を心がけましょう!