視力回復相談室
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老眼治療の方法をさがしています。
Q.18
昨年あたりから老眼になり、老眼鏡を使っています。しかし、今は老眼も手術などで治療が可能な場合があると聞きました。老眼におすすめの治療方法があれば教えてください。
回答
老眼は、加齢とともに眼の水晶体の弾力性が失われることで、近くにピントが合わせづらくなる状態を言います。
現在行なわれている代表的な老眼治療には、
①角膜をラジオ波で収縮させることで近距離部分にピントを合わせられるようにする「CK」、
②水晶体を破砕して取り除き、遠近両用の人工レンズを埋め込む「遠近両用白内障手術」、
③角膜内にカメラインレーと呼ばれる黒いリングを埋め込むことで、近距離へのピント合わせを可能にする「カメラレーシック」
などがあります。
このうち、①のCKは、もっとも歴史の古い老眼治療で、メスやレーザーを使用しないことからリスクが少なく、レーシックを受けた眼でも手術可能、通常2回までの再手術(再矯正)も可能といったメリットがあります。ただし、片眼(効き目の反対側の眼)のみに行なうため、左右の見え方が異なり、体質によっては合わない人もいます。
②の遠近両用白内障手術は、白内障と老眼を合併している場合に勧められる老眼治療で、水晶体を遠近両用レンズに交換するため視力回復効果が高く、両眼ともに手術を行なう(3~7日程度の日数をあけて片眼ずつ行なう)ため左右の見え方の誤差が少ないというメリットがあります。
③のカメラレーシックは、レーシックと同じ仕組みで角膜の内部にカメラインレーを埋め込む新しい老眼治療です。CKと同様、片眼のみに行なわれますが、CKよりも遠方の視力を得ることができ、左右の見え方の違和感も少ないと言われています。埋め込んだカメラインレーは、再手術でとりだすことも可能です。
手術による老眼治療は、患者の水晶体や角膜の状態によって施術の可否や適した手術が異なりますので、これらを実施している眼科で、無料検査を受けたり、担当の医師と相談しながら決めていくとよいでしょう。
老眼治療の種類 | 実施している眼科 |
---|---|
CK | 品川近視クリニック(東京院) |
遠近両用白内障手術 | 品川近視クリニック(東京院)、神戸神奈川アイクリニック |
カメラレーシック | 品川近視クリニック(東京院) |
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