視力回復 ニュース
レーシックに変わる視力回復手術の人気高まる
レーシックは最も高い知名度と人気を誇る視力回復手術ですが、施術後一定数の患者にドライアイの症状がでるなど、リスクがあるのも事実。最近はこれらのリスクを抑えたレーシックに変わる新たな視力回復手術が登場しています。今回の視力回復ニュースは新たな視力回復手術の1つICLの概要をご紹介します。
ICLは特殊なレンズを眼の中に挿入し、視力を矯正する視力回復手術です。日本国内ではスター・サージカル社製の後房型レンズが唯一厚生労働省の認可を受けています。
ICLの優れた点はレーシックとは異なり、角膜を削る必要がなく、適切なレンズを選べば、非常に強い近視・遠視・乱視であっても治療可能です。また角膜を削る必要がないため、ドライアイが悪化するというようなこともありません。
さらにICLは、身体への適合性が高い為、一度挿入すると一生使うこともできますが、万が一相性が悪い場合はレンズを取り出すことで、以前と変わらない状態に戻すことも可能です。
ちなみにICLという視力回復手術自体は以前からあり、最新の技術ではありません。今ICLが改めて注目を集めているのは、従来までは、レンズを埋め込む前にレーザー虹彩切開術を行う必要があり、レーシックに近いリスクがあったICLが、技術の進歩によって事前の切開術が不要となり、安全性が飛躍的に高まった点が最大の理由です。
視力回復手術を専門に取り扱う眼科の中には、レーシックに変わる視力回復手術として、最新のICLを取り扱うところが増加しています。
※ちなみにICLの料金は片眼30万円、両眼60万円程度が1つの目安となっており、2017年5月時点ではレーシックと比較すると高めに設定されている点には注意しましょう。
これから視力回復手術の利用を検討しているという方や、レーシックに興味はあるが角膜を削ることに抵抗があるという方は、ICLの利用も視野に入れて検討してみてはいかがでしょう。