視力回復相談室
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レーシックの料金はなぜバラバラなのですか?安い眼科は危険でしょうか?
Q.15
レーシックの料金についての質問です。
ネットで調べたら、10万円を切る眼科から100万円近い眼科までバラバラでした。
手術を受ける側からすれば、安いほうがありがたいですが、どうしてこれほど料金に差が出るのか不思議です。
あまり安い料金でレーシックを受けるのは危険ですか?
回答
レーシックは、健康保険(国民健康保険)が適用されない自由診療です。そのため、診療にかかる料金は、それぞれの眼科が自由に設定しており、価格に違いがでてきます。
一般的には、レーシックを専門で行なう大手の眼科のほうが料金は安く、通常の眼科診療なども行なう個人病院では高くなる傾向にあります。
これは、大手の眼科が大量のレーシック専門スタッフと専用機材をそろえ、全国数箇所に拠点を置いて一日に数百件ものレーシックを行なっているのに対し、個人病院では規模の関係から、一日に行なう手術の数が限られてくるためです。
使用する機材が同じであれば、大量に手術を行なえる大手の眼科のほうが有利になるため、利益や必要経費を確保しながらも1件あたりのレーシックの料金を抑えることができるのです。
これに対抗するため、中小規模の眼科では、「レーシックの質」に重点を置くところが多く見られます。
たとえば、大量に手術を行なう大手眼科では、レーシック手術や事前の適応検査、手術後の定期検診なども流れ作業になりやすく、人気のある眼科ではとくに、一人ひとりの患者に充分な時間をさけない場合があります。
レーシックの質を重視する眼科では、患者一人あたりの診療時間を長めにとり、充分なインフォームド・コンセントを実施することはもちろん、術後の視力安定性が高いイントラレーシックやiレーシックを中心に行ない、手術後のアフターフォローにも気を配るなど、患者の満足度の向上に努めるケースが多いといえるでしょう。
このように、レーシックの料金は、眼科の規模と診療方針によって大きく異なりますが、大手の眼科も中小の眼科も、それぞれに一長一短があり、どちらが良いということはありません。
大切なのは、レーシックを受ける眼科を選ぶ際に、料金のみでなく、手術実績や安全への取り組み、眼科専門医の有無、立地、術後の保障制度などの観点で、総合的に見るようにすることです。
また、説明会や適応検査で、実際に眼科の様子を見てみることも非常に重要です。
大切な目を任せる眼科であればこそ、自分が本当に納得できるかたちでレーシックを受けられる眼科を選ぶようにしてください。
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