視力回復 ニュース

ドライアイの原因と対策。アプリで手軽にドライアイの診断ができる「ドライアイリズム」とは

ドライアイは、日本人の約2,200万人、オフィスワーカーの3人に1人が発症していると言われています(※)。これだけ多くの人がドライアイを発症している可能性があるものの、ドライアイであることに気づいていないか、眼科に行くほどの緊急性が無いため、そのまま放置している人も少なくありません。
そこで今回の視力回復のニュースは、ドライアイの原因と対策をわかりやすく解説。さらにドライアイの診断を手軽にできる無料アプリ、「ドライアイリズム」についてもご紹介します。もしかすると自分もドライアイなのでは?と感じている方はぜひチェックしてみてください。

日本眼科学会「目の病気 ドライアイ」

ドライアイの3つの原因と対策

ドライアイは環境要因で発生する可能性が高いため、日々の生活を見直すことで症状を改善することができます。まずは、以下に挙げるドライアイの3つの原因をチェックし、すぐに行える対策がある場合は、実践しましょう。

ドライアイの原因と対策 その1:空気の乾燥

オフィス内で冷暖房の風が顔に直接当たっているなど、乾燥した空気に長時間触れるとドライアイになりやすくなります。対策としては、加湿器の利用、風向きの改善に加え、意識的ににまばたきをする、目薬を定期的にさすのも有効です。ちょっとした工夫を取り入れ、ドライアイを防ぎましょう。

ドライアイの原因と対策 その2:コンタクトレンズの装用

コンタクトレンズを装用すると、涙がレンズに吸収されることから、目が乾燥しやすくなります。また、レンズの表面から涙が蒸発し、目が乾くことで充血に加え、目の中がごろごろするといった症状が出ることも。対策としては、常時コンタクトレンズを装用するのではなく、週に1度はコンタクトレンズの装用を止め、目を休ませるよう心掛けましょう。

ドライアイの原因と対策 その3:パソコン及びスマホ画面の見すぎ

パソコンやスマホの画面を長時間集中して閲覧すると、まばたきの回数が減り、ドライアイにつながります。対策としては、ディスプレイの位置を下げて目の負担を軽減する、1時間ごとに5分間、外を見るなどすると良いでしょう。仕事でパソコンを使う機会が多い方は、是非実践してみてください。

ドライアイ診断が手軽にできる「ドライアイリズム」とは?

自身がドライアイかどうか知りたいが、病院に行くほどではない…という方には、スマホアプリ「ドライアイリズム」の利用をおすすめします

「ドライアイリズム」は、順天堂大学眼科が開発した、世界初のドライアイ診断ができるアプリです。「まばたき測定」「実用視力測定」の2種類の測定を行い、ドライアイかどうか手軽に診断することができます

「まばたき測定」では、30秒の間に何回まばたきをするか、まばたきを我慢できるのは何秒までか測定。また「実用視力測定」では、20秒間の視力の変化から、ドライアイレベルを測ります。2つの測定結果を組み合わせることで、アプリが自動的にドライアイスコアを算出。空いた時間で気軽に診断できる点もドライアイリズムの魅力と言えるでしょう。

また、生活習慣を入力することで、ドライアイとの相関関係を可視化することも可能です。

スマホ

このような便利なアプリを無料で利用できる理由は、入力したデータや測定結果が順天堂大学の眼科に送信され、今後のドライアイ研究に役立てられる仕組みになっているから。ただし、あくまでデータは統計用です。名前やメールアドレス、住所など個人の特定に結び付く情報は入力する必要がないので、アプリを利用するリスクはまずありません。

注意点としては2018年5月現在、本アプリはiOS版のみとなっており、Androidのスマホを利用している方はアプリを利用することができません。また正確なデータを算出するため、7日間連続でのデータ測定が推奨されている点も覚えておくと良いでしょう。

iOSユーザーに利用は限定されるものの、手軽にドライアイ診断ができる「ドライアイリズム」は、ドライアイの早期発見のためにも上手く活用したいアプリと言えます。

ドライアイリズム(iOS版)

まとめ

ドライアイは目が乾燥するだけではなく、痛みや違和感などの症状も出るため、日々の生活にストレスを感じやすくなります。さらに重度のドライアイになると、視力の低下や角膜上皮剥離などを発症するリスクも。

ドライアイの可能性が高いと判断した場合、できるだけ早く眼科に行き、医師の診察を受けましょう。

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