視力回復相談室

視力回復に関する様々な質問に回答する相談コーナー

弱視の治療・視力回復方法は?

Q.30

弱視は何らかの手術によって視力が回復することはないんでしょうか?

かわ・19才

28歳男性で弱視の方がいます。視力が1.0以上と0.1未満で物が二重に見えているそうです。手術で視力は回復しますか?

北斗と健・24才・会社員

回答

弱視の原因は、生まれつき左右の視力が著しく異なっていたり(不同視)、強度の遠視であったりしたことで、本来、眼から受け取れるはずの刺激が脳にうまく伝わらず、脳内の視力をつかさどる部位(視中枢)が適切に発達しなかったことが原因で起こります
視力低下以外に目の機能に異常はなく、医学的な病変なども見られませんが、成人の場合はメガネ・コンタクトレンズ等の矯正器具を使っても満足な視力を得ることが難しいケースが多く見られます。

視力回復編集部

弱視の治療でもっとも大切なのは、脳が眼からの刺激を受けて視覚の回路を生成する生後2ヶ月~8歳くらいまでの間に、視力低下の有無を発見し、治療を行うことです。この頃の治療には、弱視の視力に合った眼鏡を利用して、脳に正しい刺激を送るようにします。
小児眼科医のもとに適切な処置ができれば、子供の弱視は治療が可能です。

ただ、大人の弱視の場合は、脳の回路がすでにできあがってしまっているため、子供のケースよりも治療は難しくなります。治療法には、子供の弱視治療でも行なわれるアイパッチ(黒い眼帯で視力が良いほうの片眼を覆い、弱いほうの眼を意識して使用する治療方法)などがあげられますが、子供のように確実な治療結果が見込めるものではなく、脳の視中枢がどこまで発達をするかは未知数です

脳の神経回路の未発達が原因である弱視は、レーシックなどの角膜の屈折を矯正する手術でも、残念ながら治療は不可能です。

成人している弱視の方は、まずは現在の視力をこれ以上低下させないことが大切です。自分の度に合った眼鏡を使用し、視力検査なども定期的に受けましょう。

ちなみに、このような弱視となった原因や仕組みについて丁寧に説明してくれる眼科は、現在の弱視患者にとっても、今後の弱視患者の増加を抑える意味でも、信頼のおける眼科です。

反対に、「もう手遅れ」など、詳細な説明をすることなく結論だけで済ませる眼科であれば、今後のご自身の眼を任せることを考え直しても良いかもしれません。

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