視力回復相談室

視力回復に関する様々な質問に回答する相談コーナー

レーシックを受けたあとの白内障手術について

Q.41

レーシックの手術後について質問させてください。
レーシックを受けると、そのあと目の病気にかかって手術が必要になったときに制限が出ることがありますか?

最近、母が白内障手術を受けました。母自身はレーシックを受けていたわけではないのですが、私はレーシックを検討中です。
自分も将来、白内障になるかもしれないと思うと、たとえばレーシックを受けたことで、目の手術が難しくなったり、手術費用がその分上乗せされたりするようなことがあるのかどうか知りたいです。

33才・女・主婦

回答

レーシックは眼球表面にある「角膜」部分の手術であり、白内障手術は眼球内部の「水晶体」を破壊して人工レンズ(眼内レンズ)に置き換える手術です。手術部位が異なるため、レーシックを受けた人が白内障手術を受けることも可能です
ただし、レーシック後に白内障手術を受けるにあたって注意しなければならない点がいくつかあります。

視力回復編集部

一つは、眼内レンズを選ぶ際に度数のズレが起こりやすい問題です。通常、白内障は手術前に角膜のカーブや網膜までの距離などを計測して、使用する眼内レンズの度数を決めます。ところがレーシックを受けていると、角膜カーブが手術によって変化しているため、計測結果と実際の度数との誤差が大きくなります。
最近では、レーシックを受けた人のための眼内レンズ計算式が開発され、それに当てはめることで誤差は少なくなりましたが、レーシックの有無は診察段階で見過ごされることもあるため、レーシック経験者が白内障の検査を受ける場合は、必ず、レーシックを受けたことを眼科医に伝える必要があります

また、眼内レンズの計算式は、手術前の目のデータがあれば、より正確な数値を導き出すことができます。これからレーシックを受ける方は、将来、白内障や老眼等で手術が必要になった場合に備えて、術前の目のデータを眼科にもらい、保管しておきましょう

レーシック眼科の中には、レーシックのスペシャリストである強みを生かして、レーシック後の白内障手術に取り組んでいるところもあります
これらのレーシック眼科の多くは、通常の単焦点レンズ(一箇所にのみピントが合う)ではなく、多焦点の眼内レンズ(遠近ともにピントが合う)を使用するため、手術後は遠くも近くも見えるようになり、老眼鏡を使う頻度を減らせるメリットがあります。

健康保険が適用される単焦点レンズに比べて、公的な保険が適用されない多焦点レンズの手術費用は高額になる傾向がありますが、眼科によってはリーズナブルな価格で手術を行っているところや、割引・無料モニターの募集を行っているところもあります

レーシックを検討されているようであれば、将来の白内障や老眼も視野に入れつつ、複数のレーシック眼科に相談し、術後の対応やサービスを比較してみてはいかがでしょう

レーシック後の白内障手術に対応しているレーシック眼科

視力回復相談室で相談する

 このページの上部へ

本サイトにはプロモーションが含まれます。