視力回復相談室

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レーシックの後遺症について

Q.46

レーシックの後遺症について教えてもらえますか?

最近本当に遠くのものが見えにくくなってきていてレーシックを検討しています。
ニュースなどでも後遺症が起こったり、訴訟になっていたりと悪いニュースを聞く事もあるので躊躇しています。

37才・男・会社員

回答

レーシックは手術を受けた人の99%以上が視力1.0以上に回復すると言われていますが、裏を返せば100人(もしくはそれ以上)に1人の割合で何らかの問題が発生する可能性があります。

視力回復編集部

一般的によく言われるのはドライアイとハロ・グレア、術後の視力の再低下です。

ドライアイは言葉の通り、目が乾燥し、涙の量が不足する事で目の表面に傷が付くことで起こる目の病気です。レーシックはレーザーを角膜の屈折率を調整します。その際、涙腺が焼かれるため、ドライアイの症状が発生すると言われています。通常涙腺は3カ月程度で再生しますが、人によって個人差があるため注意が必要です。
(ドライアイは最も一般的な目の病気で、パソコン・スマートフォンの使いすぎ、コンタクトの使用により急増しており、ドライアイの症状を感じる人は2,000万人以上とも言われています。)

ハロ・グレアはレーシックで矯正した部分と矯正前の部分とで光の屈折率が異なる事から起こる後遺症です。ハロ・グレアが発症すると強い光がぼやけて見えたり、まぶしく見える事があります。これはレーシック特有の後遺症と言えるでしょう。

最後の術後の視力の再低下ですが、これは後遺症というべきものかどうか、判断が分かれますが、レーシック手術を受けたからといって、視力の回復がずっと継続する訳ではないという事です。

例えば目に悪い生活をおくっていれば、視力は当然低下します。北里大学の眼科医・清水公也氏の統計では、6年後に十分な裸眼視力があった人は5割強、8年後になると4割弱というデータがあります。

当たり前の事のようにも思いますが、レーシックは永久に視力が回復するという事を約束する手術ではないという事はきちんと認識しておく必要があるでしょう。

またここ数年レーシックの施術後、視力が回復しなかった、後遺症が残った等の理由で訴訟が提起されるケースが出てきています。(※日本国内では毎年数十万人(2008年時点で40万人)がレーシックの施術を受けている。)
レーシックが手術である以上、万一のミスや説明不足が起こった場合、トラブルになるのは当然の事であり、そのうち訴訟になるものがあったとしても不思議はありません。

他の手術と比較すると後遺症や合併症等の確率が低い手術である事は間違いありませんが、一定のリスクがあるのは間違いありません
レーシックを検討されている方は、まずは医師の説明をきちんと受ける事(※医師がきちんとリスクの説明をしない病院で施術を受けてはいけません)。そして手術についてきちんと知識を身に付けた上で手術を受けるようにしましょう。

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