視力回復相談室

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老眼ですが、レーシックは受けられる?

Q.7

現在52才です。最近、本や新聞を読むときに手元が見づらくなり、眼科にかかったところ老眼と言われました。視力が回復するというレーシック手術に興味があるのですが、老眼も治すことができるのでしょうか?

回答

視力回復編集部

一般的に、通常のレーシックで老眼を回復させることは困難と言われます。レーシックは角膜を削って光の屈折率を変える手術ですが、老眼は水晶体が硬くなることで起こる目の"調節力不足"が原因で起こります。

つまり、レンズの屈折率そのものではなく、ピントを合わせる部分の働きが弱まっているために、レーシックで手元にピントを合わせても今度は遠方が見づらくなるなど、良好な視力が得られない可能性があるのです。
また、老眼は80才前後まで徐々に進行するため、レーシックを受けたあともふたたび近距離が見づらくなってくる場合があります。

このような理由から、老眼に対してレーシックを行なう場合は、眼科医によっては、近距離の視力を保つために意図的に近視を残したり、レーシックそのもの積極的にすすめないケースもあります。

ただし、最近は、レーシックとは異なる術式の老眼手術や、老眼治療用に開発されたレーシックが行なわれるようになっています

代表的な老眼治療手術

  • CK
  • 遠近両用白内障手術
  • モノビジョンレーシック
  • 老視矯正レーシック

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「CK」は、レーザーでなくラジオ波を使って角膜の表面をちぢれさせることで、角膜のかたちを遠近両用レンズのように変える手術です。レーシックを受けた目にも手術ができるほか、老眼の進行に合わせて3回程度まで再手術が可能です。

「遠近両用白内障手術」は、白内障を併発している場合に行なわれる老眼治療の手術で、白内障によって白くにごった水晶体を取り除き、代わりに遠近両用の人工レンズを埋め込みます。

「モノビジョンレーシック」と「老視矯正レーシック」は、老眼治療用に行なわれる特殊なレーシックです。
モノビジョンレーシックは、片目を近距離に、もう片方を遠距離に合わせることで遠近両用状態を作る手術。老視矯正レーシックは、CKと同じく片目を遠近両用レンズのように形成することで、近距離の視力を補う老眼治療手術です。ラジオ波でなくレーザーを使うため視力回復の速度が早いことが特徴です。

いずれの手術も、遠近両用の見え方に慣れるために、しばらく訓練が必要ですが、遠距離・近距離ともに、ある程度は見えるようになります。

レーシック眼科の中にも老眼治療を行なっている医院があるため、老眼鏡に抵抗のある方やレーシック後の老眼対策を考えている方は、一度相談をしてみてはいかがでしょう。

老眼治療を行なっているおもな眼科

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