視力回復相談室
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エピレーシックとレーシックはなにが違いますか?
Q.23
エピレーシックとレーシックの違いについて教えてください。
格闘技などの激しいスポーツをする人が受けると良いそうなのですが、激しい運動をしても問題がないくらい安全性が高いということですか?
25才・女・クリ
回答
エピレーシックは、レーシック手術の一種です。レーシックでは角膜をマイクロケラトーム(カンナのような医療機器)で削ってフラップを作り、レーザーを照射した後、ふたたびフラップをもとに戻しますが、エピレーシックでは、このフラップ作成の段階で、マイクロケラトームの代わりに「エピケラトーム」という機器を使用します。
エピケラトームは、角膜の上皮部分のみを削り、マイクロケラトームよりも厚みの少ないフラップを作ることができます。
薄いフラップを作ることのメリットは、角膜の厚みが足りずにレーシック不適応となった人でもレーシックを受けられる可能性が高まる点。もう一つは、エピケラトームによって作られたフラップは手術後、角膜の新陳代謝によってじきに消失するため、格闘技のように激しい運動をする人でも、フラップのずれを気にする必要がないという点です。
ただし、薄いフラップはわずかな衝撃でもずれやすいため、エピレーシックを受けたあとは1週間ほど保護用のコンタクトレンズをする必要があります。
また、通常のレーシックよりも手術後に痛みが残る場合が多く、視力回復の効果が現れる時期が遅くなる点などもネックです。
そのため、レーシック眼科では、角膜の厚みに問題がなく、激しい運動も特にしないという人の場合は、レーシックやイントラレーシックを勧めるケースが多いようです。
エピレーシックとレーシック、どちらのレーシックがより自分に適しているかは、適応検査の結果をもとに、眼科専門医の判断を仰ぐのがもっとも確実ですので、近くにレーシックを実施している眼科がある場合は、一度相談されてみてはいかがでしょう。
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